2015年6月25日木曜日

TG-SPII赤道儀とAYOtraveler経緯台

 TG-SP赤道儀とAYOtraveler経緯台については以前のアーティクルで説明した。
 これらにPENTAX 75EDHFやLunt LS60Tを搭載して気持よく使用するために、いずれもバランスウェイトが必要だ。

 TG-SP赤道儀用にTG-SE(ドイツ式赤道儀化部品)を購入したが、付属ウェイト(0.6kg)だけでは足りなかった。
 AYOtraveler経緯台には自作のシャフト・ウェイト(0.9kg)を使っていたが、こちらも不足気味だった。
 TG-SEのシャフトはM10、AYOtravelerのシャフトはM12と取付に互換がない。
 それぞれ専用のシャフトやウェイトを持ち運ぶのは御免こうむりたい。

 数日前、M10♀とM12♂のスレッドを持つΦ16mmシャフトを入手したので、ちょっと工作してみた。

 TG-SP+TG-SE=TG-SPIIにΦ16mmシャフトと1.2kgのウェイトを付けたところ。
鏡筒は、ビクセンのアクセサリー・バンドとアルカスイス互換のシューで架台に固定している。
三脚はSLIK PROFESSIONAL DESGIN II + 自作の短パーンハンドル。
エレベーターも使用できる、ちょっと観に手頃な組み合わせになった。



 AYOtraveler経緯台にΦ16mmシャフトと2kgのウェイトを付けたところ。
 雲台を使用しない場合は、脚部と鏡筒の干渉を避けるためにエレベーターをあげる。






この状態のAYOtravelerの中央アーチに手をかけて持ち上げると丁度バランスがとれる。
持ち運ぶ際にはとても便利な配慮だ。