2015年3月5日木曜日

VIXEN VSD100F3.8 on PENTAX 75赤道儀

久しぶりに75赤道儀を引っ張りだした。

 私の75EDHF赤道儀は発売日前に予約、購入したファースト・ロット品で、そのあとすぐに改善された欠点が、すべて存在している。
例えば赤緯タンジェント・スクリューのスプリングが弱く、鏡筒バランスの崩れで極端な場合振り子のように揺れる…など。
眼視観望なら支障ないのだが、観望だけなら経緯台の方が簡便なので出番がなくなった。

 75EDHF鏡筒は他の架台に同架して、たとえば太陽のCaKや白色光観測に使用している。
対物レンズの前に減光フィルターや回折格子などをおけるよう、普段はフードにケンコー・テクニカルホルダー2を付けている。
アイピース・スリーブやファインダー・シューの工夫は、過去のアーカイブで解説済みである。

  他の架台に同架できるよう鏡筒バンドには、強引にM5ネジ穴×4個を開けたアリガタを付けている。
そしてアリガタを付けたまま組み上げられるよう、75赤道儀にもアリミゾを付けている。
 単体で市販されているアリミゾは、直径が大きすぎて赤緯クランプと干渉する。
またアリミゾを固定するためのアダプタの厚みで、バランス・ウェイトが常に2個必要になる。

 なので、こちらも強引にM5ネジ用バカ穴×4個を開けたKDS経緯台のアリミゾを付けている。
 色や固定方法はともかく、外観の意匠はとても気に入っている 。

 モーター・ドライブはDS-2。
南半球では反対側に取付けて使用できるが、取付けミス予防のため、南天用ネジ穴をイモネジで塞いでいる。

 クラッチがないので手動微動するときはモーター・ドライブの固定ネジを緩めなければならない。
また、その重さで赤経方向のバランスが狂う困った代物。
 ウォーム・ギアの歯数は147なので他社製モーター・ドライブの流用はちょっち難しい。

 三角板にはDS-1モーター・ドライブ用の大穴が開いている。
この穴からアイピースなどを落としたことがあるので、使用時は金属製の皿を置いて塞いでいる。

 75赤道儀を引っ張りだした理由はこれ。VSD100F3.8を載せてみた。
ファインダーはPENTAX 75EDHF用の6×30、鏡筒バンドは重量軽減のため、ガイド鏡用リングを使用した。



ウェイト3個は架台強度上無理なので、撮影はあきらめるしかないな…

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