2018年8月19日日曜日

PM-1 プラネット・フォーク vs TG-SPフォーク型赤道儀

PM-1オプションのプラネット・フォーク・セットをなんとか組み上げ、
VIXEN VSD100F3.8を載せてみた。





VSD100F3.8ではやはり窮屈で荷が重い。
比較のためTG-SPII赤道儀をフォーク式に組み直してみた。






PM-1は手動切り替えのたびにクラッチを緩めなければならない。
この点でも、差動クラッチ付きのTG-SPの方がずっと使いやすい。







2018年8月16日木曜日

PM-1xyが来た

 火星の衝を迎えて、VSD100F3.8やC6-N鏡筒を搭載できる小型赤道儀が急に欲しくなった。
このクラス用の経緯台ならちょっと見のためにいろいろ所有しているが、惑星を高倍率で見るにはあまり向かない。
TG赤道儀、75赤道儀では強度不足、その次に大きい赤道儀はMS-4で、ちょっと見には大げさだ。
AP赤道儀も検討していたのだが、縁有って似たようなコンセプトのPM-1xyになった。

公称搭載可能重量は5kgなので、アリミゾ、アリガタ、鏡筒バンド、ファインダー、アイピースを装着すればだいぶ重量オーバーなのだが、振動の収束も早くこの点は問題なさそう。
問題は、バランス・ウェイトだ。タカハシのバランス・ウェイトは他社赤道儀との共用性がない上、値段が高い。
さらに、現時点で保有しているバランス・ウェイトの総重量は80kgを超える。できればこれ以上増やしたくない。
φ25 t1.0mmのアルミパイプを切り取ってφ20mmに絞り、φ6.5mmの穴を開けたスペーサを作成した。
これでペンタックスやビクセン、笠井などφ20mmの貫通穴を持つバランス・ウェイトが使用できるようになった。

プラネット・フォーク・セットも入手したので、VSD100F3.8を搭載して見るつもりだ。



2018年6月17日日曜日

ニコン フィールドスコープ ED82の改造

 接眼部を破損したニコン フィールドスコープ ED82は、天体望遠鏡として生まれ変わった。
 ポロ・プリズムをつけたままでは筒外焦点距離が足らず、プリズム・ハウスを残したままポロ・プリズムを外すと光軸を出すことができなかった。
 このため合焦リング以降を除去、代わりにφ52mmフィルター枠をホーローセット×3で固定し、そのM52スレッドを使用して主にBORGパーツで接眼部を構成した。

 IF(インナーフォーカス)用のレンズからの筒外焦点距離は約150mmあり、パーツの組み合わせを考えれば双眼装置も取り付けられる。
 唯一残念なことは、IFの合焦範囲が50mmちょっとしかないので、天頂プリズムを使えるように設定すると、天頂プリズムなしのときは延長チューブが必要なことだ。

 天頂プリズムを付けられるED82は他にないだろうし、IF採用の天体望遠鏡も…
星像の確認できる梅雨の合間の晴天が待ち遠しい。

2018年5月26日土曜日

ニコン20×120 III型用大型スタンドアダプターの改造

 EQ6Pro用ピラー脚にLB150を搭載、しばらく使い勝手を試していたが、この組み合わせで本運用することにした。
 手抜き改造したニコン20×120 III型用大型スタンドアダプターに、φ45t20mmの出臍を付けて、AXDハーフピラーに直接取り付けるようにした。




 ニコン・ピラースタンドのフランジ中央にはφ80mmの穴が空いているので、出臍を付けたままで大型スタンドアダプターを取り付けることができる。
他社製三脚にも使用可能な純正品として、販売してくれても良いくらいだ。

 LB150搭載中の見た目は、手抜き改造の時とまったく同じなので省略。

2018年5月17日木曜日

LB150 40×150 ED-SX on EQ6Pro用ピラー脚 with AXDハーフピラー

 AXD赤道儀をニコン・ピラースタンドに搭載すると、ひとつ問題が生じる。
LB150 40×150 ED-SXを搭載できるピラー脚が他にないので、同時使用できなくなるのだ。
 もともと、ニコン・ピラースタンドはLB150には重すぎて使いづらかったのと、SUPER-BINO 150DX搭載用のEQ6Pro用ピラー脚のキャスターは、ちょっと見にとても便利だ。重量もニコン・ピラースタンドの⅔だし、LB150とSUPER-BINOを同時に使用することもめったにない。
 で、ニコン20×120 III型用大型スタンドアダプターを手抜き改造して、LB150をEQ6Pro用ピラー脚に搭載することにした。


 アダプターの中央にW⅜のネジを切り、長8cm強の寸切りネジを固定する。
12mmほどネジの頭を出しているのは、使用中に万が一ネジが緩んだときのマージンのつもり。
 AXDハーフピラーのネジ穴に寸切りネジを通し、ナットで固定する。

 重量20kg強をW⅜ネジ一本だけでを固定していることになるが、普段はハーフピラーの座面Φ150mmで支えているわけで、転倒させたりしなければ大丈夫だろう。

 調子に駕って端材でついでに作ってみた。使い方はこれから考える。






2018年5月9日水曜日

PENTAX 75赤道儀用アリミゾ・鏡筒アダプタ


PENTAX 75EDHF用鏡筒バンドにアリガタを取付けるアダプタは以前所有していた。
でもPENTAX 75赤道儀用のアリミゾ・鏡筒アダプタは需要ないのかあまり見掛けない。
で、自作してみた。


Φ60mm×t25mmのジュラルミンにΦ5mmの貫通穴をPCD43mmで4箇所、
M8とM6のネジ穴をPCD35mmでそれぞれ2箇所づつ開けた。
t25mmはちょっと厚すぎたなぁ。

AXD赤道儀 on ニコン・ピラースタンド

連休中、延べ4日かけてニコン・ピラースタンドにAXD赤道儀を搭載するためのアダプタを自作した。
Φ150mm×t25mmのジュラルミンの中央にΦ46mm×d20mmのザグリを入れた程度なのだが、旋盤もロータリーテーブルも所有してなかったことが4日もかかった理由。
仕上がりも不様だが、精度が必要な箇所でもなく実用に足りていると判断。
天候の回復が待ち遠しい。

2018年2月23日金曜日

ニコン フィールドスコープ ED82の分解

 接眼部を破損したニコン フィールドスコープ ED82を入手した。
 以前所有していたフィールドスコープ用アイピースは、2個とも処分しており
今更純正アイピースを付けるために修理に出すつもりはない。
 F6〜F7くらいの、ED82mm対物レンズには異常はなかったので、手頃な鏡筒を探して載せ替えるつもりだ。

 他の光学系の状態を調べるためハイランダー用のアイピースをあてがって覗いていたら、光軸が傾いていることに気付いた。
で、対物レンズを外す前に接眼部を分解することにした。
 まず、三脚座に付いているエンブレムを外してみた。
出てきたネジは三脚座と鏡筒の回転を止めるためのものだった。残念。
 次に接眼部に付いているエンブレムを外してみた。
出てきたネジは何も固定してはいなかった。もしかしたらガス交換用かもしれない。
覚悟を決めて接眼部を覆っているゴムを強引に剥ぎ取ってみたら、
ついに、無残にひび割れたエンジニアリング・プラスチック製のカバーを固定しているネジの頭が出てきた。



 光軸が傾いていた原因は、ポロ・プリズムの台座の固定部も破損していたためだった。
 ポロ・プリズムを台座ごと外すとIF(インナーフォーカスの方)用のレンズが見える。
ここに1¼"アイピース・スリーブを取り付けても、良いかも…