2014年5月25日日曜日

PENTAX MS-4 ステッピング・モータの交換

MS-4の赤緯モータが不調だ。
最速32倍速のMS-4純正コントローラだと問題はないのだが、AGS-1だと高速モードが脱調で停まってしまう。
純正コントローラをPC制御するためのインターフェースを所有していないので、AGS-1での不調はPC制御する手段がなくなるということでもある。運転速度の低下よりも実はこちらの方が痛い。 
状況確認のためモータ・ハウジングを開けてみた。
ギア・ボックスから取り外して無負荷で運転しても、高速モードでは脱調してしまう。
中・低速モードは使えるのだが2004年製だし、いずれ完全に寿命を迎えるだろう。
手遅れになる前に対策しなければ…
ラベルに記された型名を検索したら、日本パルスモーター株式会社の製品だった。
幸いにも現行品、しかしB to B向けの受注生産品だった。
恐る〻電話して事情を説明すると、赤経分と合わせて2個、試作品扱いで製造を引き受けてくれた。
上:新モータ、下:外した旧モータ
5月の連休直前の発注だったため、納品に3週間かかった。
で、到着はしたもののリード線の意味がわからない、でも新旧同色同数なんだよな…
単純置換してミヨ!とハラを決めたらあとはハンダ付けの力仕事。
悪運強く赤緯モータ移植は成功、これまで以上の高速運転ができるようになった。
しかし、これまで以上の高速運転を安定して行うためには、電源容量が不足していたのであった。
取扱い容易な!2V4.5A超えの電源探しの旅が始まった…

2014年5月1日木曜日

Fujinon 10×70 Chimera?

昨年入手したフジノン10×70のネビュラフィルターを買おうとしたら、変なことに気が付いた。

フジノンのネビュラフィルターにはFMT-SX(M34)用とMT-SX(M28)用があるそうだ。
私のは某ショップでMT-SXとして委託販売されていた中古品だったので、
MT-SX用を買えばいいんだよな、と念のためアイカップを外してみたら、M34のネジが現れた。
左下:NIKON 7×50SP、左上:WideBino 28、右下 :Fujinon 10×70、右上:NIKON 7×35E
左下 :Fujinon 10×70、左上:NIKON 7×35E、右下:NIKON 7×50SP、右上:WideBino 28、
旧型だから現行品とは規格が違うのかな?と情報収集したところ、
画像でみる旧型のMT-SXより、どう見ても眼レンズの径が一回り大きい。
またMT-SXの刻印は白色で、私のは旧型FMT-SXと同じ黄色の刻印だ。
しかし私のには、旧型FMT-SXの特徴であるアイカップと中軸の黄色の部分がない。
なんか、キメラみたいだ。

こいつはニコン 7×50SPと比較してまったく見劣りしない星像の上に、覗きやすくてとても気に入っている。
これに味をしめて、ニコンからフジノンへの乗り換えを考えていたところだった。
なので、こいつの素性がとても気になっている。

追記
FMT-SXの特徴であるアイカップと中軸の黄色のパーツは、更に以前に追加されたものらしい。
どうやら私の「キメラ」はMT-SXの皮を被ったFMT-SXだったようだ。少しだけがっかり。