KENKO 7×32 SWA を購入して以来、ASCOT SW 10×50 がずっと気になっていた。
よく似ているな〜って…
でも、50mmの口径、10×の倍率、8.5°の実視界は、個別ならいずれもありふれた仕様なので購入を後回しにしていたら、昨年末ごろ突然実売価格が1.5倍にはね上がりそのまま下がらなくなった。
ASCOT SW も 7×32 SWA と同様、実は中華人民共和国で製造していて円安のワリをくったのだろうか?
入手して比べてみたら似ているどころか、なんと対物レンズとシボ・パターン以外はほぼ同じもの…
ノギスで計測してみたら、プリズムハウス以降の寸法は全く同じ。
レンズキャップとケースは別物だが、ストラップ、三脚取付けネジ穴のカバーは同じものだ。
ネジ穴のカバーには、カメラ三脚のイラストと「GKA」の文字のプリント、そしてなんと製造番号らしき刻印!がある。ネジ穴のカバーって、無くすか、他の個体のものと取り違えるか、してしまうのが当たり前のものなのに…
でも、これによって両方はおんなじとこで製造され、「GKA」の文字がその事業所の手がかりなのだと推測できる。
7×32 SWAはピント合わせリングにMade in China とプリントされているが、ASCOT SW にはそれはない。
ASCOT SW をニコン 8×30A(8.5°)、10×35E(6.6°)、FMT-SX 10×50と風景、夜景、星空で比較してみた。
実視界は8×30Aとほぼ同じ、拡大率は10×35Eとほぼ同じ。なのでこれらは問題なし。
FMT-SXの最周辺象を良像の限界とすると、ASCOT SW の実視界の約¼、約2.5°が正常に見える範囲だった。
周辺象は 7×32 SWA と同様「新彗星発見!」を錯覚させるものだ。
まつ毛でこするほど眼レンズに目玉を近づけないと視野全体が見えないこと、盛大に迷光、ゴーストの出ることも、おんなじ〜
キワモノ指向で2台目以降を検討している人にしか購入、勧められないなぁ…
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