2017年9月4日月曜日

オリンパス U-FT を使った高倍率マグニファイヤー

 オリンパスの視度望遠鏡 U-FTを入手したのは、昨年の始めだった。









































  直径36、43、46mmの円筒であれば、脇のローレット・ネジを回すだけで固定できる。 シングル・コートだが、丁寧で精密な造りだ
 遠くを見れば4倍の倒立望遠鏡として、約10cmまで近寄れば約15倍の顕微鏡になる。
 本来は、顕微鏡撮影装置のファインダーに取付け、特に低倍率時の精密なピント合わせに使用するものだそうだ。これって、マグニファイヤーだよな。

 ペンタックスXWアイピースのアイカップを外せば43mmのフィルター・ネジが現れる。
 ここに取り付ければ、コリメート撮影時のピント合わせに利用できるのだが、実はコリメート撮影は、あまり行わない。
 カメラのマグニファイヤーにはどうか、と思いついて19→34mmステップアップ・リングと34→28mmステップダウン・リングを取り寄せた。
 ペンタックスK-rにニコンDG-2を取付けるために一部を欠いたDK-22に、19→34mmステップアップ・リングをねじ込む。ネジ径が少し小さかったのでDK-22側を紙ヤスリで少し削った。
 U-FTの鏡筒外径にはM28mmのネジ部があるので、34→28mmステップダウン・リングを介して19→34mmステップアップ・リング→DK-22と接続する。
 これで4倍マグニファイヤーが出来上がった。倒立像で視野中央しか見られないが天体なら問題ない。

 ピントが無限遠に合ってさえいれば大概の低倍率単眼鏡は、高倍率マグニファイヤーになるってことだ。

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