2016年10月3日月曜日

ビクセン アスコット SW 10×50 と ケンコー 7×32 SWA

 KENKO 7×32 SWA を購入して以来、ASCOT SW 10×50 がずっと気になっていた。
よく似ているな〜って…
でも、50mmの口径、10×の倍率、8.5°の実視界は、個別ならいずれもありふれた仕様なので購入を後回しにしていたら、昨年末ごろ突然実売価格が1.5倍にはね上がりそのまま下がらなくなった。
 ASCOT SW も 7×32 SWA と同様、実は中華人民共和国で製造していて円安のワリをくったのだろうか?


 
入手して比べてみたら似ているどころか、なんと対物レンズとシボ・パターン以外はほぼ同じもの…



 ノギスで計測してみたら、プリズムハウス以降の寸法は全く同じ。


 レンズキャップとケースは別物だが、ストラップ、三脚取付けネジ穴のカバーは同じものだ。
 ネジ穴のカバーには、カメラ三脚のイラストと「GKA」の文字のプリント、そしてなんと製造番号らしき刻印!がある。ネジ穴のカバーって、無くすか、他の個体のものと取り違えるか、してしまうのが当たり前のものなのに…
 でも、これによって両方はおんなじとこで製造され、「GKA」の文字がその事業所の手がかりなのだと推測できる。


 7×32 SWAはピント合わせリングにMade in China とプリントされているが、ASCOT SW にはそれはない。

 ASCOT SW をニコン 8×30A(8.5°)、10×35E(6.6°)、FMT-SX 10×50と風景、夜景、星空で比較してみた。
 実視界は8×30Aとほぼ同じ、拡大率は10×35Eとほぼ同じ。なのでこれらは問題なし。
 FMT-SXの最周辺象を良像の限界とすると、ASCOT SW の実視界の約¼、約2.5°が正常に見える範囲だった。
周辺象は 7×32 SWA と同様「新彗星発見!」を錯覚させるものだ。
まつ毛でこするほど眼レンズに目玉を近づけないと視野全体が見えないこと、盛大に迷光、ゴーストの出ることも、おんなじ〜

 キワモノ指向で2台目以降を検討している人にしか購入、勧められないなぁ…

2016年6月9日木曜日

TG経緯台

 いつの間にかTG経緯台が販売終了したようだ。TG赤道儀はまだ残っているのだが…

 私が使用しているのはTG-L経緯台で、スリック・プロフェッショナルデザインIIをベースにした2段伸縮の三脚に載っている。プロフェッショナルデザインII三脚は、1本は手放したがまだ2本所有している。オリジナルの仕様は3段伸縮で高さ2m弱まで伸ばすことができる。そして、重い(約6Kg)ことが長所でもある最大の欠点だ。

 このTG-L経緯台に、普段は75EDHF、たまにVSD100F3.8を載せてちょっと見してることが多い。

で、あまり事例のないニュートン式鏡筒を搭載してみた。




  屈折鏡筒のときはフォークを直立させているのだが、D150mmF5の鏡筒はさすがにバランスがとれないので45°傾斜させている。また短い微動ハンドルを手許に配置するために、フォークを挟んで覗くことになる。

 同じ鏡筒をAYOtraveler経緯台に搭載するとこんな感じ。ハンドルは2本ともフリクション調整用だからあまり操作することがなく、鏡筒の陰になっても不都合ではない。



 Sky Explorer New AZマウントにも搭載してみた。


不安定感いっぱいでどうにも危なっかしい。アリミゾ用のカウンターウェイトを手配する必要があるな。

2016年1月22日金曜日

ニコン 7x50 SP と フジノン 7×50 FMT-SX

ニコン 7x50 SP と フジノン 7×50 FMT-SXはよく比較されている。



 それぞれの評価・結論を見ても、優劣の差は僅かだ。
 自分はキッチン・ラップの芯を覗いたような視野のニコン SP より、フジノン FMT-SXの視野のほうが好み…

2016年1月2日土曜日

地上接眼鏡(テレストリアル・アイピース) と 地上レンズ 31.7AD(テレストリアル・アダプター)

 ミザール製地上接眼鏡(Terrestrial Eye-Piece F16mm)を分解してみた。


 焦点距離を陽光・ものさし測定したところ、眼レンズは両凸シングルf15mm、それ以外は同一の両凸シングルf35mmだった。
光学系以外でもスペーサが無塗装塩ビパイプだったりして、徹底的にチープ。
 この地上接眼鏡の当時の売価は不明だが、現行品 KOL T-18mm の価格から類推すれば、これは仕方ないこと、か…

 今日の安価な天体望遠鏡セット(「入門用」とは決して言いたくない)には地上接眼鏡の代わりに正立アダプター(エレクティング・レンズ)が付属している。概ね1.5倍くらいのバロー・レンズとしての機能も兼ねている。
ということは、上記の地上接眼鏡の前半部分にスリーブを付けたようなもの?か…
 でも、それを確認するためだけに不要なセットを買う気にならないし、エレクティング・レンズ単体で入手できる見込みもない。


 で、代わりにビクセンの地上レンズ 31.7ADを入手した。(でも実売価格はセットの方が安い!)


 こいつは等倍のリレー光学系で、プリズム光学系とは異なり使用・不使用によるドローチューブ繰出し量に変化はない。
そして、広角アイピースの見かけ視界が50°以下に制限されてしまうこと以外の違和感はない…

 地上接眼鏡も、 当然必要なコストを惜しんだりせずに作っていれば、粗悪品呼ばわりされることはなかっただろうに。

2015年11月14日土曜日

新・旧ミクロン7×15

 オリジナルの7×15 8°
汚れに見えるのはメッキが剥げて下地が現れている部分。
J-B7は日本に多くの双眼鏡メーカーがあった頃の生産者(Nippon Kogaku Kogyo Co. Ltd.)の識別表示らしい。

 復刻版7×15 7°
 表示も接眼レンズの大きさも違うのに視野の広さはほぼ同じ。
表示の違いは規格が変わった?



 復刻版の方が、コーティングの違いの分視野が明るい。
収納ケース材の皮革臭もない。


VIXEN SG2.1×42 と 新・旧WideBino28

 VIXEN SG2.1×42 …


視野周辺の恒星像は彗星みたい。ジャンケン後出しの上重くて高いのに…

 白WideBino28 …


上の写真でも対物レンズが良く光っているのが判る、当然輝星は…

 現行の黒WideBino28



 黒WideBino28の対物レンズの外周リングを外すとΦ46P0.75のスレッドがある。
これを利用して、WideBino28専用アダプタより安価なカメラ・フィルタ用リングの組み合わせて、2インチバレル用のフィルタを取り付けることができる。
 白WideBino28のリングは接着されているらしく外せない。
 また、SG2.1×42のスレッドは独自規格(Φ47.5?)のため、ビクセンがちゃんと考えてくれるまでフィルターの使用はし難い。

 バックヤードプロダクツ製のワイドビノゴーグル。これは白・黒両方のWideBino28で使える。Limited版(赤?)WideBino28はダメらしい。



 フルフェイスカバーの上にワイドビノゴーグルを装着。
どのように言い繕っても、絶対怪しい…


2015年9月20日日曜日

地上接眼鏡 テレストリアル・アイピース

 手放してから久しいが、ケンコーの初代ムーンライト型(D60mm/f800mm)を使っていた時期がある。
それにはT-18mmという地上接眼鏡:テレストリアル・アイピース(Terrestrial Eye-Piece)が付属していた。
 ある時、分解掃除しようとして眼レンズを外したら、中のスプリングによって一気に部品がはじけ飛んだ。結構複雑な構造で、半ベソかきながら、ああでもないこうでもない、と試行錯誤しながら組み立てた記憶がある。

 地上接眼鏡は、「主鏡による上下左右逆像をさらに上下左右逆像にする望遠鏡」と解説しているサイトがあるが、マグニファイアーと異なり単独で覗いても何も見えないし、四苦八苦して組み立てた各光学部品の説明にもなってない。

 近年、リレーレンズを応用した機材の製作について考えていたとき、ふと地上接眼鏡もリレーレンズを利用しているのではないか、と思いついた。事実を知りたくて検索したが、光学的仕様と製造品質を混同して地上接眼鏡=粗悪品扱いするサイトばかりで、構造について参考になるものが見つからなかった。

 現在はほとんど製造されていないようで、コルキットの別売パーツとして販売されているだけだ。オークションでも地上接眼鏡単体の出品はほとんどなく、あっても非常識な開始価格だったりする。最終的には分解調査するのが目的だから、カビありジャンク品で十分なのに…

で、ようやく入手できたのがこれ。

  • 長さ195mm
  • 最大直径27mm
  • 重さ56g
 ただジャンク品ではなく実用品だったので、本格的な分解は後回しにすることにした。


 実測した見かけ視界は31度前後だった。
 これが製造されていた当時のツァイス・アッベやケルナーの見かけ視界が40度以下だったから無茶苦茶に狭いわけではない。なんたって近寄りにくいターゲット、例えば鳥や獣なんかをウォッチするための接眼鏡なのだから…


 対物側のバレルを外して眼レンズから覗くと、15倍前後の上下左右逆像の顕微鏡であった。
 眼レンズ単体は16倍前後のルーペだ。
鏡筒部分だけなら上下左右逆像の5〜6倍のルーペ………

 ………実は、これらの特徴を備えたものを既に所有していた…


 タカハシ FM-60 ピント合わせルーペ。
主な用途は高倍率ルーペだが、バリフォーカル・正立アイピース(約4〜6mm)としても使える。
こいつの見かけ視界も30度強だ。
なぁんだ、タカハシも地上接眼鏡、売ってたんじゃん。

2015年9月10日木曜日

LB150 40×150 ED-SX on ニコン・ピラースタンド


 アダプターが届いたので、ドットサイト・ファインダーを取り付けたばかりのLB150をピラースタンドに載せてみた。

 今回届いたニコン20×120 III型用大型スタンドアダプターはΦ180mmで、LB150シリーズ用架台のΦ200mmより 一回り小さいが、普通の使用には支障ない。


 総重量50kgを越える。大型のキャスターが欲しい。