2019年9月9日月曜日

国旗、国章について

私はボーイスカウト活動に指導者(いわゆるリーダー)として参加していた時期がある。ボーイスカウト活動には多くの儀礼・儀式があるが、その中で代表的なのが国旗儀礼だと思う。集会で国旗儀礼に臨んだ少年・少女たちが、「国家元首の臨席する式典に臨んだ本物の儀仗兵以上に」緊張していたことを今でも思い出す。
国旗儀礼の詳細はボーイスカウト関連のサイトをご覧いただきたい。
ちなみにボーイスカウトの制服はアフリカの警官の制服が基になっている。私は軍服が基になっているのだと勝手に思い込んで当初活動参加に抵抗を感じていた。当然、ボーイスカウト活動には軍事的なものは含まれていない。

他国のスカウトと交流する機会もあり、自隊以外の国旗掲揚、国歌斉唱に臨むこともある。そのときは全員必ず、作業を止めその国、その国土、その国民に対する敬意や友情を示すため直立し、敬礼するように指導した。
外国では一般の少年・少女に対してもそのように教育していると聞く。

その逆に、外国旗に対する侮辱的な行為はれっきとした犯罪である。
  (日本国)刑法 第92条
  外国に対して侮辱を加える目的で、その国の国旗その他の国章を損壊し、除去し、
  又は汚損した者は、2年以下の懲役又は20万円以下の罰金に処する。
  前項の罪は、外国政府の請求がなければ公訴を提起することができない。
なんらかの理由で外国旗などを廃棄、焼却する場合は、外国政府に誤解されないように処理しなさいよ、と言うことだ。

聞き慣れない国章について、日本では法制化されていないが、いわゆる「菊の御紋」や「五七の桐」などが国際慣例上、日本の国章とされている。
そして法制化されている日本の国旗はいわゆる「日の丸」だけだが、
国際的に国旗には、市民旗、政府旗、軍用旗がある。
日本の場合、市民も政府も民間船も「日章旗」を掲げる。だが海上自衛隊は非武装の民間船と区別するために軍用旗として「旭日旗」を掲げている。
よって、「好む・好まざる」に拘らず国際慣例上、旭日旗は日本の国旗だ。

大韓民国にも海軍旗がある。赤・青の陰陽太極柄と錨が青い海に臨んでいる意匠だ。
これも大韓民国の国旗だから礼節をわきまえて取り扱わなければならない。
ここで、大韓民国の外国旗の取扱いについて気になったのだが、ハングル文字が読めないので、Wikipediaで大韓民国の刑法を検索した。
  第4章 国交に関する罪
  第109条 (外国の国旗、国章の冒涜) 外国を侮辱する目的で、
  その国の公用に供する国旗又は国章を損傷、除去又は汚辱した者は、
  2年以下の懲役若しくは禁錮又は300万ウォン以下の罰金に処する。
  <改正 1995年12月29日>
日本の刑法とほぼ同じ刑罰の上、「外国政府の請求」がなくとも公訴される点は日本以上に厳しい。

んっ?!それにも拘らず、彼の国の国民が燃やしたり、踏みにじったり、破いたりしても制止、処罰されている様子はなく、それどころか韓国政府機関までもが侮辱的に改ざんした「旭日旗もどき」を諸外国で展示している。
すなわち大韓民国政府は、自らの法律を無視し、国交に対する罪を犯し、日本国、日本の国土、日本国民を侮辱しているのは明白だ。

交戦中の相手国に対して、そのような侮辱的な行為のあることは理解しているつもり…
いや、私の知らないうちに「戦争」始まってた?

追記
スポーツなどの国際大会で、日本代表選手たちを応援するために使用する旗は、「日章旗」であるべきだ。

たとえ代表選手としてに自衛隊隊員が参加していたとしても、彼氏・彼女等は自衛隊ではなく日本国の代表として競技に臨む。だから、日本代表選手たちを、日本国民として応援するときに使用する旗は、日本国の市民旗である「日の丸」が最適だからだ。

旭日旗は自衛隊と自衛隊隊員が矜持を持って使う軍用旗である。
軍用旗を掲げて、他国の領土・領海を無断航行すれば、非武装であっても侵略行為とみなされる。国内でも使い方によっては身分詐称の疑義が生じる。

たとえば自分の所属する組織の社旗や校旗、都道府県旗・市町村旗などの意匠が、部外者によって組織と無関係な場所・状況で勝手に使用されていたとしたら気分、害されるだろう。まして、他国や他国民を非難・侮辱、嫌悪の表現目的で使用されているとしたら…

旭日旗の濫用は、自衛隊・隊員にとってはた迷惑なことだろう、と考える。

2019年8月24日土曜日

日韓GSOMIA、訪印など: 石破茂(いしばしげる)ブログを読んで

日韓GSOMIA、訪印など: 石破茂(いしばしげる)ブログ
を読んで、自己の形成に強く関わった過去を思い出した。

「イジメ」という言葉が、独立して意味を持つようになったのは20〜30年くらい前だったと思う。その更に10年以上前、小学生の私はイジメに遇っていた。
発端は転校生だったためだが、イジメに反発して周囲に馴染むことを拒んだのが長期化した原因だったのではないかと思う。

中学生になり、強者・弱者の判定基準に「学力」の占める割合が高くなったらしく、イジメっ子たちは私を友人扱いし始めた。
イジメられないのは助かる。でも、いつかまたイジメられるかもしれない。そしてイジメられたことが、忘れられない。卒業まで落ち着かなかった。
そして彼らのいない高校を選び独り進学した。

同窓会などであったとき、彼らはそんな過去を覚えていなかった。
私も敢えて蒸し返さない。でも水に流してはいない。おそらく死ぬまで許さないだろう。

私は、現在の大韓民国政府の態度は頑なで横暴で非礼だと感じている一人だ。
が、石破氏の言う通り、一時版図拡大した東アジア全般での行為に対して、きちんと総括していないとも考える。
侵攻・占領した各地を現地政府とともに丹念に踏査し、不都合な事実も隠さず全世界に提示すべきであった。そうしていれば、たかが捏造記事ごときで外交関係をかき回されずに済んでいたかもしれない。

過去の行為をすべて列挙して、そのひとつひとつに対して反省と謝罪を受けたのならもしかして私も、「忘れることはできない、しかし許そう」と言って、元イジメっ子たちの手を取ることができる?かなぁ

追記
ブログの発言で石破茂氏が大韓民国寄りと批判されているのを見た。
私はそのようには理解しなかったが、時期が時期だけにそう受け取る者もいるかと考え、
場違いなこのエントリを起こしたのだから、予想どおりだったともいえる。

かつて日本は、敗戦前の行為の一部に対して調査し、その結果を公開し、謝罪した。
そしてその当時の大韓民国政府はそれを受け入れ(許し?)た。
問題はそのあとだ。
国際的に事実と認定され、国連人権委員会の勧告まで受けてしまったにも拘らず、
「河野談話は誤りでした」と否定した。

ちがうでしょ。人身売買を許容(黙認)していたことだけでも十分、人権侵害に国家が加担したことになるのに、たとえ一部誤謬があったとのだとしても、国連が認定してしまったその事実に対して「軍は強制していない…」とか、ちまちま責任回避しようとする…、
潔くなきこと、文在寅政権の言動の如し。(字余り)

前科者になってしまったんだから、再犯の可能性がないことを全世界(大韓民国はそのうちのたった一国)に認めさせるのが最優先でしょ。ドイツにおけるナチス問題のように、過去はむろん現在も反省し、謝罪し、人権侵害のない未来を築こうとしている、と全世界に認めてもらわなければ…「日本は女性の人権を守るためこんなにも努力しているのか」って。
このままでは𤳆大韓が大問題になったとき、日本も巻き添え食うことは避けられない。
欧米の人種差別主義者なら「サカリまくった極東アジアの猿どもが反省も謝罪もせず、人権侵害を繰り返す気まんまん」と一纏めに批判するかも。

また、贖罪するなら直接個人宛にすべきだ。
まず、なんらかの事件の加害者が「払ぇやいいんだろ」の態度で金を突き出してきたら、多くの者が「盗っ人猛々しい」と立腹するはず。
次に、彼の国は賠償金を横領した前科があるのに懲りずに、十億円づつ拠出しましょう、いや我が国が拠出する謂れはない、その挙げ句一方的に合意は破棄され、財団は解体、拠出金はまた横領され、追い打ちで「一度の合意で終りと思うなよ」って、まんま(893-1)のタカリ。
さらに、該当者に支払われたとしても「これは日本が渋々出したもので謝罪の意思は全くない」とかなんとか例の二枚舌使われてたら、まんま死に金。

可能なら、該当する方々を伊勢志摩あたりの温泉に招待して、日本人からのおもてなしで滞在中のひとときの間だけでも「恨」を忘れてもらう、ってぇのはどうだろうか。
そのとき、ベトナム戦争の被害者やその子供たちも招待、同宿させることができたなら、彼の国の政府やマスコミはどんなエンターテインメントを提供してくれるだろうか、と私の想像はたくましく膨らむ。


2019年5月11日土曜日

ピラー・アダプターの作成

ニコン20×120 III型がきたので、ニコン20×120 III型用大型スタンドアダプターはニコン20×120 III型用架台専用になった。




フジノンLB150用架台とPCDが同じ(ボルトは2倍の6本)だから共用は可能。


やる気になれば、LB150のアダプターを使ってボルト3本でミードの三脚に載せることもできる。でも、そのたびにM12キャップボルトを緩めたり、締めたりを繰り返すのは…

で、Φ200mm×t25mmのジュラルミン円板を使ってLB150用架台専用のアダプターを作成した。




材料費はニコン20×120 III型用大型スタンドアダプターの価格の約6割。
ニコン20×120 III型用大型スタンドアダプターはΦ180mm×t12mmだから、
これまで、アダプターから架台がはみ出して落ち着かなかったことがこれで解消した。

写真右はハイランダーやPM-1をピラーに載せるために作成した、W3/8(カメラ用大ネジ)機材用の架台アダプター。



このアダプターは、AXD系のピラーに固定するためのM12ネジ穴の奥にW3/8キャップボルトを内蔵していて、呼び径10のキーレンチをM12ネジ穴に差し込んでW3/8キャップボルトを締めたり緩めたりできることが特長。
カメラネジは、しっかり固定しようとして大きな機材を回しすぎて、時にネジやネジ穴を損傷することがある。それを防止するための工夫だ。
ちなみにSX系ピラー用に作成するなら固定用ネジ穴はM10になるので呼び径6のキーレンチとW1/4(カメラ用小ネジ)キャップボルトの組み合わせになる。
このデザインは他に見かけたことは無いので、ちょっと自慢したい。




2019年3月12日火曜日

ニコン20×120 III型がきた

SUPER-BINO 150DX



LB150 40×150 ED-SX



コーワ・ハイランダー・プロミナー



ここまで揃ったんだから………
と、ついにニコン 20X120(III型)をポチった。



ただし、最初に届いた個体はプリズム部の連結部分が破損していたので返品。
ニコンらしくもない…



オアズケ喰ったあと、期待満タンのファースト・ライト…



なんか、フツー…
ちなみに、シリアルナンバーは999。少なッ!

2018年8月19日日曜日

PM-1 プラネット・フォーク vs TG-SPフォーク型赤道儀

PM-1オプションのプラネット・フォーク・セットをなんとか組み上げ、
VIXEN VSD100F3.8を載せてみた。





VSD100F3.8ではやはり窮屈で荷が重い。
比較のためTG-SPII赤道儀をフォーク式に組み直してみた。






PM-1は手動切り替えのたびにクラッチを緩めなければならない。
この点でも、差動クラッチ付きのTG-SPの方がずっと使いやすい。







2018年8月16日木曜日

PM-1xyが来た

 火星の衝を迎えて、VSD100F3.8やC6-N鏡筒を搭載できる小型赤道儀が急に欲しくなった。
このクラス用の経緯台ならちょっと見のためにいろいろ所有しているが、惑星を高倍率で見るにはあまり向かない。
TG赤道儀、75赤道儀では強度不足、その次に大きい赤道儀はMS-4で、ちょっと見には大げさだ。
AP赤道儀も検討していたのだが、縁有って似たようなコンセプトのPM-1xyになった。

公称搭載可能重量は5kgなので、アリミゾ、アリガタ、鏡筒バンド、ファインダー、アイピースを装着すればだいぶ重量オーバーなのだが、振動の収束も早くこの点は問題なさそう。
問題は、バランス・ウェイトだ。タカハシのバランス・ウェイトは他社赤道儀との共用性がない上、値段が高い。
さらに、現時点で保有しているバランス・ウェイトの総重量は80kgを超える。できればこれ以上増やしたくない。
φ25 t1.0mmのアルミパイプを切り取ってφ20mmに絞り、φ6.5mmの穴を開けたスペーサを作成した。
これでペンタックスやビクセン、笠井などφ20mmの貫通穴を持つバランス・ウェイトが使用できるようになった。

プラネット・フォーク・セットも入手したので、VSD100F3.8を搭載して見るつもりだ。



2018年6月17日日曜日

ニコン フィールドスコープ ED82の改造

 接眼部を破損したニコン フィールドスコープ ED82は、天体望遠鏡として生まれ変わった。
 ポロ・プリズムをつけたままでは筒外焦点距離が足らず、プリズム・ハウスを残したままポロ・プリズムを外すと光軸を出すことができなかった。
 このため合焦リング以降を除去、代わりにφ52mmフィルター枠をホーローセット×3で固定し、そのM52スレッドを使用して主にBORGパーツで接眼部を構成した。

 IF(インナーフォーカス)用のレンズからの筒外焦点距離は約150mmあり、パーツの組み合わせを考えれば双眼装置も取り付けられる。
 唯一残念なことは、IFの合焦範囲が50mmちょっとしかないので、天頂プリズムを使えるように設定すると、天頂プリズムなしのときは延長チューブが必要なことだ。

 天頂プリズムを付けられるED82は他にないだろうし、IF採用の天体望遠鏡も…
星像の確認できる梅雨の合間の晴天が待ち遠しい。

2018年5月26日土曜日

ニコン20×120 III型用大型スタンドアダプターの改造

 EQ6Pro用ピラー脚にLB150を搭載、しばらく使い勝手を試していたが、この組み合わせで本運用することにした。
 手抜き改造したニコン20×120 III型用大型スタンドアダプターに、φ45t20mmの出臍を付けて、AXDハーフピラーに直接取り付けるようにした。




 ニコン・ピラースタンドのフランジ中央にはφ80mmの穴が空いているので、出臍を付けたままで大型スタンドアダプターを取り付けることができる。
他社製三脚にも使用可能な純正品として、販売してくれても良いくらいだ。

 LB150搭載中の見た目は、手抜き改造の時とまったく同じなので省略。

2018年5月17日木曜日

LB150 40×150 ED-SX on EQ6Pro用ピラー脚 with AXDハーフピラー

 AXD赤道儀をニコン・ピラースタンドに搭載すると、ひとつ問題が生じる。
LB150 40×150 ED-SXを搭載できるピラー脚が他にないので、同時使用できなくなるのだ。
 もともと、ニコン・ピラースタンドはLB150には重すぎて使いづらかったのと、SUPER-BINO 150DX搭載用のEQ6Pro用ピラー脚のキャスターは、ちょっと見にとても便利だ。重量もニコン・ピラースタンドの⅔だし、LB150とSUPER-BINOを同時に使用することもめったにない。
 で、ニコン20×120 III型用大型スタンドアダプターを手抜き改造して、LB150をEQ6Pro用ピラー脚に搭載することにした。


 アダプターの中央にW⅜のネジを切り、長8cm強の寸切りネジを固定する。
12mmほどネジの頭を出しているのは、使用中に万が一ネジが緩んだときのマージンのつもり。
 AXDハーフピラーのネジ穴に寸切りネジを通し、ナットで固定する。

 重量20kg強をW⅜ネジ一本だけでを固定していることになるが、普段はハーフピラーの座面Φ150mmで支えているわけで、転倒させたりしなければ大丈夫だろう。

 調子に駕って端材でついでに作ってみた。使い方はこれから考える。






2018年5月9日水曜日

PENTAX 75赤道儀用アリミゾ・鏡筒アダプタ


PENTAX 75EDHF用鏡筒バンドにアリガタを取付けるアダプタは以前所有していた。
でもPENTAX 75赤道儀用のアリミゾ・鏡筒アダプタは需要ないのかあまり見掛けない。
で、自作してみた。


Φ60mm×t25mmのジュラルミンにΦ5mmの貫通穴をPCD43mmで4箇所、
M8とM6のネジ穴をPCD35mmでそれぞれ2箇所づつ開けた。
t25mmはちょっと厚すぎたなぁ。